
この前、昔よく通ったプールバーに久しぶりに行った。
ビリヤードも久しぶりにやるので、カンを取り戻すのに大分と掛かった。
(3時間程やったが、全盛期のレベルには達せ無かったな・・・)
ゲームの途中で、いつもいた猫が居ない事に気づいた。
そう、プールバーの癖に猫がいつもうろついていたのだ。
交通事故にあったとかで、後ろの足を一本無くしていたが、トコトコと器用に歩いていた。
その猫を見るたびに、浮気性の猫を自分の物にしたいが為に猫の後足を切り落とした女の話(多分作り話)を思い出していた。その話の結末は、轢き逃げで下半身不随になった男を車椅子に乗せて、その女が押しているというラストだった。
「あの猫見ないねえ?」
と、ゲーム中の仲間に言ってみると、
「そんな猫は知らない」
思いもよらない言葉が返ってきた。
「え、居たよ?片足が無くてさあ。○○さんは見たことあるよね?」
「自分も見たこと無いです。」
「知らないよ。思い違いじゃない?」
二人に否定されてショックを受けた。
あの猫は確かに居たはずだ。
後ろ足一本でバランスをとって歩いていた・・・
場所を勘違いしているのだろうか?
いや、そんなはずは無い。
確かに、居たはず・・だ。
色はどんなだったろう?
思い出せない。
瞳の色が右と左で違ったような・・・
この二人の記憶が間違っているに違いない。
そういえば、この人達はどこで知り合ったんだったかな?
名前が思い出せない。
さっき、名前を呼んだような・・・
リン
鈴の音が何処かで聞こえた気がした。
('-'ノ)ノ 閑話休題 ('-'ノ)ノ
人類史上初めて生命を宇宙に送り出すことに成功した人工衛星スプートニク2号には犬が乗っていた。
もともと回収することを設計してなかったこの機体は再び地球に帰還することは無かった。
犬が生きていることを確認するためにボタンを押すとエサが出るようにと訓練されていた。
ボタンを押すたびに“リン”と音がする。
いまでもスプートニク2号は地球の周りを廻っているのだろうか?
リン リン リン
posted by Θzawin at 19:42|
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