全く視点が異なるが、両方とも大いに考えさせられる作品でした。
「ホテル・ルワンダ」では、内戦に他国が介入しないことの悲劇。
「英雄の条件」においては内戦の介入ではないが、他国での軍事力の行使に対しておこる悲劇について描かれている。
私はどちらの作品とも普段考えないテーマを突きつけられショックが大きかった。
「ルワンダ」では、隣人がある日を境に敵になってしまう様な、民間人同士が殺しあう恐怖感も大きかった。だが、それよりも感じたのは、軍事力による保護がなくなってしまう事の心細さであった。民間人の主人公の視点から見ている映画だけにそれが生々しい。
もし日本が他国に侵略された時、国連(もしくはアメリカ)から見放された場合を想像するに恐ろしい。
「英雄の条件」では軍人の立場から描かれているので、全く異なった感慨を受けるのだが、根底にあるのは同じ問題ではないかと思う。
我が国においてもしばしば海外派遣、軍事支援などの問題が提議されるが、戦争状態にある国の事、もしくは戦争状態にある国の民間人の事も考えてみるべきかもしれない。
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posted by Θzawin at 18:27|
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