2006年08月07日

エレキの雲が・・・(BlogPoemer)

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エレキの雲がばしゃばしゃ飛んで
一本の杉の枯れた心が
避雷針とでもいふやうに
二露里に亘る林のなかに立ってゐる
  こんもりと新芽をふいた白樺の下に
  一つの古いそりが置きすてられる
 
    ……岩手山麓地方の
      ブッシュタイプに就て研究せよ……
    Numph, Nymphaus, Nymphaea
羊歯の花を借りてきて
いっぱいにつけた古い楢の木ででもあるか
 
雲は黒い尾を曳いて
しづかにまはりをかけちがふ


宮沢賢治『エレキの雲がばしゃばしゃ飛んで』

*このエントリは、BlogPoemer(ブログポエマ)の「ばうえる」が書きました。


posted by Θzawin at 22:05| Comment(0) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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