2007年02月08日

僕の爆弾

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 どこから始めよう。

 そう、憎しみだ。そこから始まったのだ。
 僕は、自分を取りまく者達全てに、平等に、憎しみを抱いて暮らしていたのだ。偉いとされている人のパレードをアホ面下げて、小旗を振って、わずか数秒のために人だかりをつくって、そんな自分を疑わない、悪いとも思っちゃいない、つまらないとも感じていない、恥じることもない、自らの命を絶つ勇気もない。そんな人間達のこの世界が、そしてそんな世界のやはり一員である自分が、僕は憎くてしかたがなかったのだ。
 いつか足がもげる程に自転車のペダルをこいで、どこか遠いところへ逃げよう。
 逃げた街で、目も口も耳もこわれた人の様に暮らすのだ。

 西日しか射さない部屋にこもって、爆弾を作ろう。







『新興宗教オモイデ教』大槻ケンジ著より


posted by Θzawin at 23:19| Comment(0) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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