「卵が先か鶏が先か」どちらから見るか悩むところ
映画と小説どっちが優れているか完全に独断と好みによる批評をしてみたいと思う。
まぁ、そんな感じっス。
【第二弾】
『魔界転生』 原作:山田風太郎

【内容】
十数年前に起こったキリシタンの一揆"島原の乱"。この一揆で領民たちと共に命を落としたはずの天草四郎が、 深い怨念を胸に再び現世に蘇ってきた。天草は多大な犠牲者が出ても沈黙を守り続ける神に憤り、 細川ガラシャや宝蔵院胤舜、 宮本武蔵など自分と同じように不本意な死に追いやられた者たち集め、 忌まわしい悪魔の力を借りて時の将軍家綱への復讐を企てる。だが江戸幕府の殲滅を目論む天草らの前に、 放浪の剣豪・柳生十兵衛が敢然と立ちふさがり…。
山田風太郎の『忍法魔界転生』を原作に、 豪華キャストで製作された伝奇ロマン。
【判定】
映画:◎ 小説:普通
「エロイヌ・エッサイム 我は求め訴えたりー!」
島原の乱の跡、死体の山の中から映画は始まる。天草四郎役のジュリー(沢田研二)の鬼気迫る演技が見物。
柳生十兵衛役の千葉真一もカッコイイ。特にラストの炎につつまれる江戸城の天守閣での決闘シーンは迫力です。処女の髪で編んだ綱を振り回すジュリーがやけに楽しそう。
山田風太郎の原作のほうは忍法とかぶっとんだわりには結構あっさりした描写だったりする。どういった原理なのかとかあんまり解説がないのよねん。
このデジャヴ感は『リンかけ』に近いものを感ずる。「ギャラクティカ・○グナムー!」とか絵がすごいだけで原理はさっぱり不明。
山田風太郎って伝記物のイメージだけど実際はSF作家かもね?『伊賀忍法帖』とかスゲーもん。
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当時は、柳生十兵衛と言えば千葉真一!
真田広之や緒方拳も出てたね〜
最近、窪塚が四郎役で映画やってたけど見た人います?
小生見ました
前作とは違ったおもむきですね