「卵が先か鶏が先か」どちらから見るか悩むところ
映画と小説どっちが優れているか完全に独断と好みによる批評をしてみたいと思う。
まぁ、そんな感じっス。
【第三弾】
『鉄道員(ぽっぽや)』 原作:浅田次郎

【内容】
北海道のローカル線、幌舞線の終着駅・幌舞。駅長・佐藤乙松は筋金入りのぽっぽや。職務に忠実なあまり、生後2ヵ月で死んでいった娘や思いがけない病で死んだ妻を見取ることさえできなかった。佐藤は近く廃線になる幌舞線とともに定年を迎えようとしていた……。
【判定】
映画:× 小説:◎
そもそも小説の方は短編集の中の一つの話。
映画にするには短すぎるんですよね。それを映画ではエピソードを足してるもんだから話がぼけちゃっていまいち。
原作のよさを出すなら30分くらいの長さでしょう。
高倉健と広末を使って話題づくりだろうけど、はっきりいってミスマッチ。主人公ははもっと歳が行ってるはず。
小説の方は「鉄道員」で起こったようなことがいろんなパターンでおきる。ねたばれになるのであんまり書けませんが他の作品もいい味がでているのが多い。マジでおすすめの一冊。
そしてさらにお勧めするのが“ながやす巧”によってコミケライズされた『鉄道員(ぽっぽや)/ラブ・レター』だ。『愛と誠』を書いてた人ですね。
『ラブ・レター』はおなじく原作の短編集の中の一編。
原作よりも泣ける漫画は自分の知る限りコレしかない。

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私は、どちらかというと映画を先に見てから、原作があったのかというのがパターンです。
映画だけなんですけど、それなりに感動しています。(;¬_¬)