2007年05月18日

新解さんの謎



新解さんとは新明解国語辞典の事である。
では、何故辞書が擬人化されているかと言うと、本書を読まれると解ってくるのですが、解釈に何か自己主張がある。
例文などに妙にこだわりがあったりして、読んでいくとある人物像が浮かび上がってくる。
それが“新解さん”なのである。

まず【恋愛】がすごい。

れんあい【恋愛】
特定の異性に特別の愛情をいだいて、二人だけで一緒に居たい、出来ることなら合体したいという気持ちをもちながら、それが、常にはかなえらないで、ひどく心を苦しめる・(まれにかなえられて歓喜する)状態。

辞書がここまで書くだろうか。
合体である。(・w・
しかも“出来ることなら”って・・・

動物園の説明も凄い。

【動物園】
生態を公衆に見せ、かたわらに保護を加えるためと称し、捕らえて来た多くの鳥獣、魚虫などに対し、狭い空間での生活を余儀無くし、飼い殺しにする、人間中心の施設。

・・・・・
か、偏っている・・
いいのかな?この辞書は。
しかも、この表現は第三版に限ったことのようで、次の版からは無難な表現に戻っているようです。
三版と四判の間にどんなドラマがあったかを考えるとたまらない。
行間を読めとはよく言うが
版間を読め!と言ったところだろうか。

さらに凄いのが一杯あるのですが、紹介しきれないので是非本書を読んで“新解さん”と出会ってください。
最後にお気に入りを一つ。

よのなか【世の中】
同時代に属する広域を、複雑な人間模様が織り成すものと捉えた語。愛し合う人と憎しみ合う人、成功者と失意・不遇の人とが構造上同居し、常に矛盾に満ちながら、一方には持ちつ持たれつの関係にある世間。

「どきどきしますね、この説明は」










posted by Θzawin at 16:32| Comment(2) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
ご無沙汰しています。


新解さん、読みました。
深いですね。
新解さんご本人を読みたくなりました(笑)
Posted by めにめに at 2007年05月25日 23:01
めにめにさん。こんにちは!
遅レスすいません。(^−^;;

新明解国語辞典は昔、姉が持っていたみたいなんですが、

使いづらくて捨てたそうです・・・
Posted by ozawin at 2007年06月21日 17:23
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