小説にしろ、マンガにしろ、どんな面白い物を読んだとしてもそれを映像化して欲しいとはあんまり思わない。
というか、自分の中で完結していると言った方が正しいのかもしれない。
自分は本を読んだりしていると、いままでの短い人生の中で少なからず読んだ本、映画、アニメ、漫画とわずかな人生経験とをごちゃまぜにし、灰色の脳細胞の活動によって瞬時に活字>映像の変換が行われるのである。
その映像はどんな映画よりもリアルで、配役も完璧である。(自分にとって)
話題性の為だけに選ばれたような、ちょっとちがうな感のある役者なんてのは存在しない。
自分だけの映画であり、アニメの時もある。
しかし映画をみて、「ヤラレター」と思うこともままある。
原作をかなりアレンジしていたり、役者がその映画を食ってしまったりすることも有るからだ。
過渡期の角川映画にその傾向があるようだ。
ジュリー主演の「魔界転生」
松田優作の「野獣死すべし」
などなど、
稀に奇跡のように素晴らしい映画が生まれることがある。
だから映画を観ることは止められない。
長い前ふりでがあったが、
7月28日公開のこの映画に期待している。
いや、期待はしてないのかな?
とにかく!
原作を読んでない人は
今すぐに読むべきである。
日本人として知っておかなければならない感情がここにある。