2007年09月27日

月に叢雲 花に風

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「月に叢雲、花に風」

 月は満月、花は満開だけが美しいわけではない。そして、それだけで存在しても完全体ではなく、月の美しさの為には、時折それを覆う「雲」が必要である。それも、完全に覆ってしまったのでは意味が無く、「叢雲」がかすめていくくらいがいい。花も同じ。美しいものをより美しく感じるためには、とかく邪魔に思えるものかも知れないが、そういうものが必須、要するに、本当の「美」とは「完璧・純粋」なものではない。なにかしらの困難の中で、総合的にその美しさを発散していること、そのことこそが美しいのである。




と言うのはだ。

本当の使い方はあんまりロマッチックでないのよねん。(´・ω・`)
ところで昨日は中秋の名月、十五夜でした。
今日は十六夜(いざよい)の月
十五夜よりぷっくらとして見える。
ちぎれ雲がたまに月を隠して風流。


  この杯を受けてくれ
  どうぞなみなみ注がしておくれ
  花に嵐のたとえもあるぞ
  さよならだけが人生だ


    
 (井伏鱒二「厄除け詩集」/1937)



posted by Θzawin at 00:13| Comment(0) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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