以前に読んだ『慟哭』にがものすごく面白かったので期待しながら読みました。
内容は、未来から来たと言う少女が出てきて、殺人事件にからんでいくというもの。結構ありがちな感じ?
けれど、書き方が上手いのかぐいぐいと話に引き込まれ、つづきが気になって一気に読んでしまった。
さすがに『慟哭』をしのぐ程の驚きは無かったけれどもまあまあの作品かな。終盤で失速したかの感はいなめないかもしれない。
この作品の肝は“自称未来から来た”少女が言っていることが本当なのかどうかといったところではないでしょうか。
未来から来たと言うのがウソだとしたら正体は誰でなんの為にウソを言っているのか?もし、本当に未来から来たとしたら・・・とかあれこれ考えながら読むのが楽しいのかもしれませんね。
結末はオマケみたいなものかな?(^−^;
過去にタイムパラドックス物を読んだことがあれば一層楽しめるでしょう。
。